Schneider APC の Smart-UPS は専用ソフトウェア PowerChute Business Edition をご利用いただけます。長時間にわたる停電の場合、適切な順序でシステムのシャットダウンを実行し、データの消失を防ぎ復旧時間を最小限に抑えます。また、高度な通知機能と分析機能を使って UPS および電源関連の潜在的な問題発生の前にその原因を突き止める作業をサポートし、システムの正常な状態を確保します。

Smart-UPS 専用ソフトウェア PowerChute NetworkShutdown ならネットワークに接続された Smart-UPS の管理方法を拡張し、信頼性の高いネットワーク経由での複数のコンピュータシステムの安全なシャットダウンが行えます。Smart-UPS 専用オプションのネットワークマネジメントカードを利用しスケジュール設定や電源障害の発生に合わせてサーバを自動的にシャットダウンが可能になります。事前に専用コンソールをインストールすることなくネットワークに接続された任意の端末からWebブラウザで電源状態の確認や各種設定ができるため機器の設置場所を選ばず障害に強いシステムを構築することができます。

ご自宅でのテレワークやプライベートユースに最適な BRシリーズ、BK750M-JP、あるいは周辺機器の電源管理に最適な BEシリーズ は 完全無料の 専用ソフトウェア PowerChute Personal Edition をご利用いただけます。停電時には設定に従い PC を自動でシャットダウンさせることが可能です。

UPS の性能表記は VA（ボルトアンペア）です。一般的な家電の消費電力は W（ワット）で表記されますが、VAと W がイコールではないため製品選びを難しくしています。知識としては VAをWに換算するにはVAに0.6を掛ける ということを覚えておけば良いでしょう。計算式としては 「 VA × 0.6 ≒ W 」 で求められます。1000VA なら 消費電力 600W 位まで対応しているといった感じです。もちろん大雑把な計算なので UPS の機種によっては係数は異なりますが、とりあえず 0.6を掛けておけばおおよその見当はつけられるはずです。

停電時は PC やサーバーあるいはNASなどのデータ保護が重要視されがちですが、通信環境が無ければネットワークに接続できません。停電対策として PC機器と同時に通信環境を保護することが推奨されています。

UPS は電子情報技術産業協会規格で定められた 瞬時停電が10ms（1/100秒）以下の基準に準拠した製品を指します。このため、ポータブル電源はバッテリー運転に移行する際、切り替えに時間がかかって電気が止まる場合があります。

Schneider APC の BR シリーズはテレワークに最適な UPS です。例えば一般的なテレワークで利用されている BR550S/BR400S なら W91mm×H190mm×D310mm とコンパクト設計。バッテリー交換も可能なので長期間ご愛用いただけます。

UPS は運転方式や電力の波形によって様々な機器が存在します。PCで利用する場合は 正弦波出力の製品 を利用しなければなりません。Schneider APC の製品は BEシリーズを除き正弦波出力となっています。

落雷による機器の被害はコンセント経由だけではなく通信ケーブルなども雷の侵入口になるためリスクを抱えています。機器が Wi-Fi 経由でネットワークを利用しているとしても Wi-Fi を提供するハブやルーターはケーブルによる有線接続となるため、コンセントと同時にネットワークもサージ対策が必要となります。